9月22日(日)
神奈川県の葉山町を拠点とするアウトリガーカヌークラブ オーシャンヴァア(代表 デューク金子)が主催する大会、葉山ホエ ヴァア2019が開催され、要会メンバーが初めて参加してきました。
初体験のレースで感じたことと、そのレース結果をお伝えします。
要会メンバーが『Hayama Hoe Va’a 2019』に初参戦
私達要会メンバーはアウトリガーカヌーを12年ほど漕いで来ていましたが、OC-6(6人乗りのカヌー)が島に来てからはまだ1年です。
レース用に仕立てられたOC-6は、それまで漕いできた4人乗りのカヌーとは全然違うスピード感と乗り心地。
メンバーはその新しく手にしたカヌーにたちまち魅了され、自分たちの実力を試したいという気持ちに駆られて、毎年葉山で行われているカヌーレースへの参加を決意。
『凪た海を気持ちよく漕ぐ』のではなく、スピードを上げて長距離を漕ぐレースに向けた強化練習を春から行ってきました。
緊張と興奮に包まれる葉山・大浜海岸
神奈川県長者ヶ崎・大浜海水浴場にズラリと並んだアウトリガーカヌー。
タヒチスタイルのV6
ハワイスタイルのOC-6
浜に並ぶ数々のアウトリガーカヌーは美しく、どのパドラーたちもみんな気持ちよく温かく迎え入れてくれて、本当に素晴らしいという想いに包まれました。
父島の出港前日にオハナ(家族・仲間)が集まって編み上げてくれたレイを自分たちのカヌーに。
当日レース参加メンバーから送られてくる実況写真を見ながら、レイを編み上げたメンバーは父島で感激していました。
みんなの無事を祈りながら編み上げたレイが、1000キロの海を渡った葉山のカヌーに乗っている!
まるで自分たちも側で応援している気分!
…実はこのレイ、編み方がけっこう難しく、編み慣れていないメンバーが集まって泣きそうになりながら(笑)仕上げたレイなのです。
Hayama Hoe・27kmレース
先ずは男子チームが参戦、27キロのレースからスタート。
遠い遠い小笠原からやって来て、いよいよこの葉山の海に出てスタートに向かう父島チームの背中を見ていると、胸が熱くなります。
次に控えた10キロレース出場の女子はスタートしたばかりメンバーの背中を見ながら、ここまで決して短くはなかった道のりを想い、感無量でした。
10隻以上のカヌーが競う様子は圧巻です!
父島~母島横断ボヤージュで伴走船に乗船し、撮影を行ってくれたマスオさんも葉山まで駆けつけてくれ、こちらでも伴走船から撮影してくれます。
もちろんですが、バックには山しか見えない父島・扇浦とは全く違う景色(笑)
富士山のパワーを感じながらのパドリング。
チーム名『ボニンスピリッツ』で出場した我らが父島チームは、全11チーム出場中、総合6位(上位3はV6)、OC‐6メンズ部門3位。
メンバーは漕ぎ手順に①ツヨシ②ノブ③ケンタ④ダイロー⑤イナダ⑥イチノ。
タイム 2,27,16 。
Nojima Hoe・10kmレース
こちらのレースには、女子2名と27キロレースからのダブルエントリーの男子4名で参加。
チーム名は『ボニンソウル』
メンバーは漕ぎ手順に①イチノ②ヒロコ③ツヨシ④ダイロー⑤チカ⑥ケンタ
タイム 40,20 で、全15チーム出場中総合5位、ミックス(男女混合)の部第4位。
スタート直後は1位茅ヶ崎、2位湘南、3位父島と進み、結構行けるかも?と思ったけれど、その後なかなかの接戦に。
15分位漕いだ頃にオーシャン、湘南に抜かれて、5位をキープ。何とか目の前の湘南を抜こうと、吠えるボニンソウル!超真剣!
…しかし、とうとう最後まで追い付けずにゴール。悔しいーーー!
でも、力を出し切って最高に気持ちよく、あっという間の40分でした。燃えつきたー(笑)
応援してくれた父島のオハナにも感謝! 葉山の海に、小笠原のレイを捧げます。
感動の表彰式
各レースでの表彰は2位まで。
27キロレースも10キロレースも表彰台には上がれずションボリ見ていたら、特別賞の『遠方賞』を我が父島チームと大阪のチームがいただきました。
島の皆さんにと、お土産も沢山!
マウイ島からいらしているカヌーの父、アンクル キモケオ師はどこまでも優しく暖かいオーラを放ち、その空間全てが人の愛に満たされていて、カヌーを漕いでいる全ての人に一度は味わってもらいたいなと思うものがありました。
この星が素晴らしい星であり続けるように海を愛し、カヌーを愛し、仲間を愛し共に漕ぎ続けましょう。
というデュークさんの最後の言葉も心に染み渡りました。
さあ、島に戻ったらまたみんなで漕ぎましょう!
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